Masahiro Kotosaka
琴坂 将広 コトサカ マサヒロ

総合政策学部准教授
政策・メディア研究科委員
学位博士(経営学・オックスフォード大学)
主な兼職株式会社アピリッツ 社外取締役、株式会社ユーザベース 社外監査役、フランス国立社会科学高等研究院 日仏財団アソシエイト・フェロー
略歴学歴
慶應義塾大学環境情報学部卒業
(B.A. in Environmental Information)
オックスフォード大学サィードビジネススクール修士課程修了
(MSc. in Management Research with Distinction)
オックスフォード大学サィードビジネススクール博士課程修了
(D.Phil. in Management Studies)

主な前職
立命館大学経営学部
マッキンゼー・アンド・カンパニー(東京・フランクフルト)
専門分野International Business, Internationalization Strategy, International Entrepreneurship
担当科目プロジェクト,経営戦略,パブリックリレーションズ戦略,国際企業論,経営戦略特論,多国籍経営論,事業創造入門1,コーポレート・アクセラレーターとコーポレートベンチャーキャピタルの役割,総合政策学,研究会(Management studies as a field of social science),研究会(経営研究:優れた経営の実践と普遍的知見の探求から近未来のあるべき経営を探る),研究会(消費財マーケティング戦略の実践),大学院プロジェクト科目(プラットフォームとビジネス)
所属学会・団体・Academy of Management
・Academy of International Business
・Society for the Advancement of Socio-Economics
・Strategic Management Society
主要著作・論文・作品(Books)
・Kotosaka, M. 2014. The Discipline of Crossing Borders: A Genealogy of Global Management Fundamentals (in Japanese). Tokyo: Diamond, Inc.

(Book chapters/Translations)
・M. Hisahara, H. Yokoyama, et al. 2014. Strategic Management: Competitiveness and Globalisation (Japanese edition), Tokyo: Cengage Learning. (Translation, p.p. 338-387)
・Sako, M. and Kotosaka, M., 2012. M. Institutional Change and Organizational Diversity in Japan. In C. Lane and G.W. Routledge (eds.) Capitalist Diversity and Diversity within Capitalism. London: Routledge.
・Sako, M. and Kotosaka, M., 2012. M. Continuity and Change in the Japanese Economy: Evidence of Institutional Interactions in Financial and Labor Markets. In A. Walter and X. Zhang (eds.) East Asian Capitalism: Diversity, Continuity, and Change. Oxford: Oxford University Press.
・Yokohama, S., Hagihira, K., Kanehira, N., Okuma, T. and Kotosaka, M. (eds.) (2005) The McKinsey Anthology: IT no Honshitsu, Tokyo: Diamond, Inc.

(Articles)
・Kotosaka, M. 2016. The impact of IoT technologies on the Boundaries of the Firm (in Japanese). DIAMOND Harvard Business Review, Special Issue/ Jan 2016 106-110.
・Kotosaka, M. 2015. Accelerating the Speed of Growth by Utilising External Resources: Globalising without organisational expansion (in Japanese). JFC Research Monthly Report, 655/ 86, 38-43.
・M. 2014. How should traditional financial institutions support Born Global? (in Japanese). The Financial Journal, 55/12 106-107.
・Kotosaka, M. 2014. How creativity and productivity can mutually coexist in a company (in Japanese). DIAMOND Harvard Business Review. 39/11, 38-51.
・Yoshimoto, T. and Kotosaka, M., 2011. Shinkoukoku-shijo deno hanbai-service mou kouchiku: Toruko no eakon jijyo wo daizaini. Akamon Management Review, 10, 329-340.

(Other publications)
・Hagiu, A. and Kotosaka, M., 2012. “GREE, Inc.,” Harvard Business School Case 713-447, Boston, MA: Harvard Business Publishing. (Case study material)
学生諸君へ一言経営学は、実学であり、領域学です。実学として、事業運営に関わる方々に対して有益な学術的知見を提供し、逆に経営に関する先端的な事象と先駆的な取り組みの事実を現実世界から取り込みます。また、領域学として、多様な学問領域の知見を用いた経営に関する現象の観察と理論構築、そしてその検証を行い、人類の知の体系の前進に貢献します。
 大学は「絶対的な正解」が無い事もある。という事を学ぶ場です。しかし、「絶対的な正解」が無くとも「最善の答え」を見つけ出すことは出来るという自信を、身につける場所でもあります。然るに、人類の知性の広がりを示し、「最善の答え」を探し求める最先端の技法を教授し、地の未探究領域の迫間に学生を誘うのが、教員の責務です。
 大学における失敗は、失敗ではありません。なぜなら、その失敗は学びの過程であるからです。大学における対立は、悲しくとも卑しくともありません。なぜなら、その対立すらも学びの過程であるからです。長期的視座に基づく目的意識を持ち、「最善の答え」を探求する取り組みに能動的に参加し、 絶えず成長を志向するのが、学生の責務です。
 大学は不思議な場所です。現実世界が、ブラジルのジャングルであり、マダガスカルの様な多様性を持つとしたら、大学はその縮図を人工的に再現した動物園です。大学には、ライオンも、キリンも、トナカイも、パンダもいるでしょう。その大人も、子供も、そしてその過ごす環境も垣間見ることができます。

 この隔離空間が現実世界と違うのは、動物園のライオンは、余程のことがない限りは貴方を食い殺さないということです。貴方は大学で、ライオンに近づき、それを観察し、それの大枠を理解することができます。しかし、現実世界と違い、貴方に危険が及ぶことは少ないでしょう。
 動物園に再現された環境は、現実世界よりも人工的で、無機質です。現実世界には存在する、蠢く汚物の卑しさであり、凄惨な対立の結実たる悲劇のようなものは、出来る限り排除された隔離空間です。しかし、皆さんはこの小さな領域に再現された現実社会の縮図を渡り歩くことで、少なくとも、ぼんやりとした現実社会の全体像を捉えることが出来るはずです。
 この不思議な空間を拠り所として、現実社会を体感し、人生で成し遂げたい物事により近づこうと努力するのが、大学での生活です。私は、皆さんと人類の知の体系に触れ、共にその前進に寄与できる事を心から希望しています。
 よろしく。面白い議論ができることを、楽しみにしています。
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